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二 天使


 神さまは、天に、たくさんの天使をお造りになりました。天使はみな、清い、幸福なものでした。けれどものちになって、この天使たちの中には、ごうまんになって、神さまに仕えることをいやがるものが出てきました。そこで神さまは、そういうごうまんな悪天使を地獄へ落とされましたが、この悪天使が悪魔であり、その頭をサタンと言います。

 しかし、そのほかのよい天使たちは、いっそう清くなり、終わることのない幸福を与えられました。天使の一番大きな喜びは、いつも神さまのおそばにいて、神さまを拝み、仕えることで、この幸福は、いつまでも消えることがありません。

 天使というものは、人間のようにからだを持っていませんから、私たちの目で見ることはできません。悪魔もやはり地獄に落ちた天使ですから、目には見えず、そしていつも、人間に悪いことをすすめて、自分たちのいる地獄に引きずりこもうとたくらんでいます。


一 ごうまんの心を起こしてはなりません。ごうまんとは自慢のことです。自分の家のお金持ちのことやら、自分の着物のりっぱなこと、あるいは、自分はきれいだ、強い、りこうだ、などということを自慢してはなりません。

二 何かがうまくできたなら、決して自慢をしないで、それよりもまず、神さまにお礼を言いなさい。もし、自慢したい気持ちが起こったなら、「これはみんな、神さまがしてくださったことなのだ」と思いなさい。

三 「天にまします」のうちで「
みむねの天に行なわるるごとく、地にもおこなわれんことを」と祈ります。この意味は「神さま、私もこの世界の人々もすべてが、天にいる天使のように、あなたに従うようにしてください」ということです。


  守護の天使



 神さまは、私たち一人一人にみな、一位づつの天使をつけて、私たちを守らせてくださいます。この天使を、守護の天使と言います。守護の天使は神さまのこういう特別なご命令を受けて、いつも、私がなんぎに会わないように、罪を犯さないように守って、また、私のために神さまに祈っても下さいます。ですから私たちは、特に自分の守護の天使を愛し敬い、そのよいすすめに従わなければなりません。


守護の天使よ。私を守り、導いてください。


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